衛星画像によって明らかになる「世界的な作物(農地)の減少」…(ロシアと中国を除く。)

投稿者: | 2022-07-19

【参考記事】

https://www.bbc.com/news/world-62149522

https://www.imf.org/en/News/Articles/2022/05/17/pr22158-statement-md-on-joint-plan-to-address-food-insecurity

https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-03-24/biden-says-to-expect-real-food-shortages-due-to-ukraine-war

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(ーーここから記事の内容になります。文章を分かりやすくするため、一部割愛、要約、追記する場合があります。(注釈:)部分は私個人の意見です。ーー)

農地の水分量と健康状態を測定するために設計された赤外線衛星画像によると、ウクライナ、米国、インドなどの主要輸出国で、小麦などの主食作物の状態が悪く、急激に減少していることが分かっています。

しかし、ロシアと中国の2カ国は、今のところ豊作の様です。

画像お借りしました。

どの政府や機関が、このデータをモニターしているかは分かりませんが、数ヶ月前、多くの政治指導者や世界銀行が一斉に「世界的な食糧不足」と差し迫った危機について警告を発しました。 その中には、IMF、世界銀行、BIS、さらにはホワイトハウスも含まれていました。

これまでのところ、スタグフレーション、サプライチェーンの混乱、天候不順といったパーフェクトストームが重なり、世界中で食糧生産が滞っています。

(各国のばら撒きによる)物価の上昇で、多くの国の経済は信じられないほどのダメージを受けましたが、今後、この上に農作物の不作が一度でも重なれば、大惨事となる可能性があるでしょう。

一方、優位な状況なのがロシアと中国です。 今年の春になると、主要メディアはロシア経済の終焉とウクライナでの戦争の(ロシア側の)早期崩壊を告げました。

しかし、現在、ロシアはかつてないほど多くの石油を販売し、多くの商品を輸出し、ロシアと中国は世界で最も主食用穀物を生産しています。 まるで、西側諸国の国民が、アメリカ(及び西側)の経済力について、わざわざ間違った(政策を選んでいる)かのようです。

悲しいことに、西側諸国の多くの人々は、地政学的な影響力という点で、商品、産業、エネルギーの重要性を忘れてしまっています。

この3つの分野で優位に立たなければ、国家や国民が、そのような優位性を持つ(ロシアの様な)国に対して、条件を提示することなど、不可能なのです。

経済戦争とは、自立した生産力と適応力のことであり、この2つは、今のアメリカとヨーロッパにはありません。

農作物の輸出が減少しているため、今年の食料価格はさらに上昇するでしょう。

また、ロシアがEUや他の国々の農産物市場へのアクセスを断つ可能性もあります。

ロシア側は「そのような事態は起きない。」と言っていますが、それなりの「きっかけ」があれば、それを大義名分とし、農産市場へのアクセスを断つことが可能です。これは、脅威であることに変わりはありません。

今月すでにヨーロッパは、ロシアのパイプライン「ノルドストリーム1」の「メンテナンス停止」が「一時的なものか、それとも何年も続く本格的なエネルギー危機の始まりなのか」を見極めるため、経済の崖っぷちに立たされています。

言い換えれば、東側諸国がNATO諸国に対して、食糧や石油、ガスなどを武器として使用することが可能だという、有利な地位にいるのです。

食糧とエネルギーの安定が危ぶまれる中、内乱の危険もかなりある。(注釈:ここポイントです。「内乱」が起こると、待ってましたと動き出す国があるのです。)

食料不足は第三国(発展途上国)が最も深刻であるが、生活必需品の価格高騰は第一国も同じです。 それに伴い、犯罪の増加、失業の増加、貧困の増加など、あらゆる経済的な問題が発生することになるでしょう。

(ーーここまでが記事の内容です。ーー)

大陸の不安定は、こちら(=日本)に直接降りかかります。

その事は、心構え手置かれた方が宜しいかと思います。

では今日はこの辺で。

皆さんの健康が守られますように!

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