※・・・これは、個人的には結構デカい現象だと考えます。前大統領は、まるで「国民の暴動によって追い出された」かのようにみえますが、あのような国家規模のデになるように、扇動されたのでは?と思えてきます。まあ、真実など、一般人の私は、死ぬまで知り得ない事なのでしょうけどね…
【参考記事】
https://www.weforum.org/agenda/authors/ranil-wickremesinghe
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(ーーここから記事の内容になります。文章を分かりやすくするため、一部割愛、要約、追記する場合があります。(注釈:)部分は私個人の意見です。ーー)
スリランカの新大統領、ラニル・ウィクレミンゲ氏は、ガス(この度は、ガソリンの意味です。)を利用するためのQRコード・デジタルIDプログラムを実施しているが、彼は、世界経済フォーラム(WEF)の主要メンバーの1人であり、アジェンダ・コントリビューターである。
実際、ラニル・ウィクレミンゲは首相時代にグリーンプッシュ(=注釈:日本で言う所のSDGsみたいなもんです。グリーンという言葉には「エコ」とか「環境の為の」的な意味合いもあります。)の先頭に立ち、現在スリランカの燃料危機を招いたのです。
2016年、ウィクレメシンゲは世界経済フォーラムに「スリランカ経済の未来」と題する論文を寄稿し、世界的な排出量の削減と化石燃料からの移行におけるスリランカの役割を明らかにしました。
以下、ウィクレメシンゲの寄稿した記事の内容です。
スリランカの文化的伝統は、環境に対する敬意が国民の精神に深く刻み込まれている。このことが、持続可能な開発を支持する世論のうねりを生み出しているのです。パリ気候会議を受け、私は、スリランカが2030年までに、現在の水力発電の35%以上に加え、再生可能エネルギーの利用を20%達成することを約束していることを指摘したいと思います。環境の持続可能性は、同国の開発計画の中心を成しているのです。同時に、スリランカは世界の気候変動交渉において建設的なパートナーになる用意があります。
スリランカの状態がこれほど悲劇的でなければ、これは非常に滑稽なことだが、ウィクレミンゲは2018年にWEFのために別の記事を書き、その中で国の進歩を自慢し、“2025年までに私の国を豊かにする “と明言したのである。
環境主義とESG基準への厳しい取り組みにより、スリランカは、国が破産する兆候が明白であるにもかかわらず、World Economicsによって100点満点中98.1点のESG(環境、社会、ガバナンス)スコアが与えられました。
それにもかかわらず、スリランカは、国民の幸福よりも世界的な徳政令を重視する指導者に率いられ、現在の軌道を進み、燃料、食糧、金融危機に同時に直面しているのです。
The Counter Signalが以前報じたように、スリランカの危機の核心は、有機農業への移行を目指し、人工肥料の使用を禁止した政府の政策です。
2021年4月、ラジャパクサ前大統領はスリランカ国内の化学肥料を全面的に禁止しましたが、その直後に方針を転換しています。
(注釈:いきなり過ぎて、作物の収量が減少してしまい、食糧危機に陥りかけた過去があります…)
当初、スリランカはインドから無害なナノ窒素の液体肥料を輸入する一方、民間企業による化学合成品の輸入を禁止していたのです。
農業専門家のUdith Jayasingheは、
「有機肥料の窒素含有量は3-4%程度です。水稲栽培の場合、今シーズンは8万トンの窒素が必要です。これをすべて(インドネシア)国内の堆肥肥料でまかなうことはできません」と述べています。
(いきなり有機農法に切り替えようとしたために)米どころのスリランカでは、水稲の収量が全国で30%激減し、野菜の価格も2倍になってしまいました。
「スリランカは水田とバナナ農園でいっぱいの熱帯の国だが、この馬鹿げた肥料禁止令のせいで、今では自分たちを養うための食料さえない」と、前スリランカ総督ラジス・キールティ氏は、当時、ガーディアンに語っています。
“過去に経済危機や治安危機はあったが、スリランカの歴史上、食糧危機は一度もなかった。”
その上、国家的な燃料危機がひどくなり、重武装した警官がガソリンスタンドに配備され「(ガソリン補充の)必要のない車」を持つ人々は、銃を突きつけられ、ガソリンを買うことが出来ずにいます。
現在、ラニル・ウィクレミンゲ政権は、燃料配給制度の一環として、全国規模のQRコード・デジタルID導入の準備に入っています。
スリランカがどこまで悪化するかは分かりませんが、この国の最大の功労者(=新しく就任した大統領)には、スリランカを危機から救う手段(あるいは心からの願い)があるようには思えません。
(ーーここまでが記事の内容です。ーー)
では今日はこの辺で。
皆さんの健康が守られますように!