農作物の壊滅的な損失…そして始まる、水の奪い合い…

投稿者: | 2022-08-25

【参考記事】

・イングランド全土で広範囲にわたる作物の不作が警告される。不作率は最大で50%の見込み。

https://amp.theguardian.com/environment/2022/aug/12/mass-crop-failures-expected-in-england-as-farmers-demand-hosepipe-bans

イタリアの一部地域では、異常気象により収穫量の最大80%が失われた

https://edition.cnn.com/2022/08/11/europe/europe-heatwave-august-intl/index.html

・水不足により、トマトペーストの価格は1 年前から 80% も上昇。

https://finance.yahoo.com/news/spaghetti-sauce-under-threat-water-124539175.html

・縮小するコロラド川の水協定の欠如をめぐって緊張が高まる。

https://news.yahoo.com/tensions-grow-over-lack-water-120055499.html

・ニュージャージー州のフードバンクが閉鎖

https://www.foxnews.com/media/new-jersey-food-bank-shuts-doors-running-out-food-supplies-heartbreaking

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(ーーここから記事の内容になります。文章を分かりやすくするため、一部割愛、要約、追記する場合があります。(注釈:)部分は私個人の意見です。ーー)

 この夏、世界中で農作物が不作です。

でも、テレビではこのことをあまり取り上げないので、テレビだけを見ている殆どの人は、このことを知りません。というのも、テレビの大手ニュースチャンネルは、連日、政治(注釈:ロシアが~とか、ゼレ氏が~とか、世界統一教会が~、とかですね。)の話題ばかりだからです。

政治も大切ですけれど、世界的な食糧危機について議論する時間は、必要なはずです。

今年作れなかった食べ物は、来年には私たちの食卓に運ばれることはありません。

ですが、大多数の国民(注釈:「先進国の」国民。)は、このことを理解していません。 今、店頭に並んでいるたくさんの食料を見て「何の問題も無い。」と思い込んでいるのです。

しかし、残念ながら、全てがうまくいくわけではありません。

英国の主要メディアが「イギリス全域で作物の不作が広がっている」と警告しています。

https://amp.theguardian.com/environment/2022/aug/12/mass-crop-failures-expected-in-england-as-farmers-demand-hosepipe-bans
(画像お借りしました。)

(注釈:以下、その記事の一部を抜粋致しました。)

じゃがいもの収穫の半分は灌漑が出来ない(ほど、水が足りない)ため、失敗すると予想されており、トウモロコシのような干ばつに強い作物でさえ失敗しています。

貯水池は物凄い速さで干上がり続け「灌漑」という選択も断たれ、ニンジン、タマネギ、テンサイ、リンゴ、ホップなどの作物で 10 ~ 50% の損失が予想されています。

牛乳の生産量も、牛の餌が不足しているため全国的に減少しており、また山火事によって広大な農地が危険にさらされています

牛やその他の家畜は、冬には飼料が不足する可能性が高いため、早期に屠殺されることが予想されます。

https://amp.theguardian.com/environment/2022/aug/12/mass-crop-failures-expected-in-england-as-farmers-demand-hosepipe-bans

(ーーここまでが、記事の抜粋になります。ーー)

 
世界の食糧供給がますます逼迫する中、裕福な国々は高値で食糧を買い占め、多くの貧しい国々は取り残され、とてつもない苦しみを味わうことになるでしょう。

(注釈:日本は「買い負け国」で、食糧自給率も低く、決して「裕福な国」の側には、属していません。がしかし、日本の農家さんは、世界でも群を抜く「精鋭部隊」なのだと、何かの記事で読みました。本当に応援しています。)

 イタリアではさらに事態が悪化しています。一部の地域の農家が、厳しい天候不順のために今年の収穫の最大80%を失ったと、コルドレッティ農業組合が発表しています。

さて、イギリスも、イタリアも、一体どこから国民を養うだけの食料を調達するつもりでしょうか?

勿論、「どこか他の国」から調達(=輸入)するのでしょう。

しかし、その「どこか他の国」とは、一体どこなのでしょうか?

さて、アメリカでは、国土の約半分が干ばつに覆われているため、農業生産は予想をはるかに下回ることになりそうです。

カリフォルニアでトマトの生産が壊滅的な打撃を受けており、トマトペーストの価格は、すでに80%上昇。これ以上、雨が降らなければ、トマト不足が発生すると警告されています。

つまり、パスタソースやピザソース、ケチャップが足りなくなるということです。

(注釈:うちの子、ケチャップ大好きで、帰国してもフライドポテトにはケチャップを付けて食べるスタイルは変わりなく、いまだにアメリカの風を吹かせております…)


そして今、アメリカ西部の7つの州では、コロラド川が急速に枯渇しているため、もしかすると、今後数ヶ月の間に、緊急給水制限が行われる可能性があります。

ミード湖の上にあるフーバー ダムを歩く観光客。ラスベガス近くの貯水池は、気候変動によって激化し、23 年間の干ばつの間に縮小。
(※画像お借りしました。)



2ヶ月前、連邦政府当局はコロラド川の水に依存する7つの州に対して、

「貯水池が危険なレベルまで低下するのを防ぐために、来年(=2023年)の緊急減水に備えるため、対象の州と、影響を受ける水利機関の管理者は、8月中旬までに、水使用量を大幅に削減する計画を打ち出すように。」という指示しました。

しかし、何週間にもわたる交渉にも関わらず、当事者たちは、まだ合意に至っていないようです。(注釈:自分のところで使う水を減らしたくないわけで、お互い譲らないということですかね。)

言うまでもなく、これは農業に大きな影響を与えることになります。

農家や牧場主は膨大な量の水を使うので、この制限は、非常に「痛手」と受けようとしているのです。


しかし、心配はいりません。エリートには計画があるのです!
長い間、彼らは虫を食べることの利点を宣伝(注釈:宣伝=洗脳、とも言いますね。)してきた。そして今、そのような製品が、スーパーの棚に並び始めています。

肉食系ダイエットの第一人者であるショーン・ベイカー博士は、チェダーチーズパフの袋の写真をツイートしましたが、このスナック食品はコーンミールでできているのではなく、昆虫タンパク質がぎっしり詰まっているのです。

2行目末~3行目のOrganic Cricket Flour=有機コオロギ粉 、という意味Death!Yeah!(画像お借りしました。)


カナダのActually Foodsというブランドのこのスナック菓子は、1袋あたり10グラムのタンパク質を含む「コオロギ」によって、作られたものの様です。

袋の裏の成分表示には、パフ(注釈:日本で言う所の「カール」みたいな食感のお菓子の総称です。)の製造に「有機コオロギ粉」が使われていることが書かれており、袋の裏のアレルギー表示には、

「貝類にアレルギーのある人は、コオロギにもアレルギーがあるかもしれません。」と注意書きもされているのです。

とっても美味しそうじゃない?笑

因みにこちらは、日本の無印良品のコオロギせんべいの原材料等です。私は甲殻類にアレルギーあるので食べません。(画像お借りしました。)https://www.muji.com/public/media/jp/doc/item/13_4550344162897_00001.pdf



これから来る悪夢のような世界的飢饉に苦しむ代わりに、みんなで「クリケット・パフ」を食べればいいのです。

ただ、残念ながら、世界の食糧生産に襲いかかる「パーフェクト・ストーム」から我々を救うだけの量の「クリケット・パフ」でさえ、作ることが出来ないのですけれどね…

既に始まっていますが、2023年、全ての人に十分な食糧が供給されることはなく、まず最初に、最も被害を受けるのは最貧国、ということになるでしょう。

(ーーここまでが記事の内容です。ーー)

 世界単位で考えると、まず、最貧国が大きな被害に見舞われる、という事になってしまうようですが、これは既に(というか、とっくの昔から)始まっておりますので、ご存じの方も多いかと思います。

そして、この状況を、国単位と言いましょうか、個人単位に落とし込んだ場合、国内の「貧困層」となっている人達から、その被害に遭う可能性が高いということになります。

 今、世界で起きている事なのですが、これまで「一般人」とか「中流階級」とか言われる、いわゆる「普通の人達」が、続々と「貧困層」に成り下がっているようなのです。それも物凄い勢いで。

アメリカのフードバンクに並んでいる車の中に、綺麗な外車に乗っている人がかなりいる、という報道を、昨年から今年にかけて、何度か見かけました。

これまで、一般人(か、あるいはそれよりちょっと裕福な感じの人)と言われていたような人達が、フードバンクに並ばないといけないほど、食事に困っている状況、という事なのです。

仕事が無くなってしまったのか、家賃が大幅に値上げされてしまったのか…個々の人生に何があったかは分かり兼ねますが、

とにかく、普通の生活を送っていたはずの人達が、フードバンクにご飯を貰いに行く状況になってしまっているのです。

それも相当多くの人達が並んでいるようで、先日も、アメリカの、ニュージャージー州で「フードバンクの食品が無くなってしまい、そのフードバンクは閉鎖された。」という記事を見かけました。

https://www.foxnews.com/media/new-jersey-food-bank-shuts-doors-running-out-food-supplies-heartbreaking

今からこのような状況では、来年どころか、年内もどうなることやら、不穏な気配しかしません。

では日本はどうなってしまうのか?

 個人的には、日本も、アメリカ(というか、西側)と同じような道を辿るのではないかと思います。アフリカのように「今日食べる物がない…」「餓死者が毎日のように出る…」という所まで行くかどうか分かりませんが、

少なくとも、現在のアメリカのように、困窮して食品を十分に買えない人、という方々は、大勢出てくるのだろうと思います。

という事で、昨年の春頃から、生活費が現状の1.5~2倍になるという予測は出来ていたため、

無駄を出来る限り省き、生活のレベルを落とし、お金をかけるところ(投資)と、セーブする所を、早目に確認してまいりました。

しかし、私もまだまだ、道半ばでして、今一度、家計を「見直し直す」所存でございます。(…無駄なモノ、買ってしまうことありますのでね、どうしてもね…ついうっかり、ね。)

 生活の中の絶対的な無駄(最たるものはフードロスだと思っています。)保険料、携帯の料金、サブスクなど、諸々の固定費の中で、減らせるものはないか、今一度ご確認していこうと思っています。

(これも再三申し上げておりますが、ミニマリストさんや、節約・倹約家さん達のチャンネルは、本当に参考になりまして、私もよく拝見しております。)

あとは、不要なモノで売れそうなものも、是非、今の内に売って、お金に換えて、別のもの(食品とか)に変えておこうかな、と思いました。

何事も、平時の内に、ですね。(いやもう有事なんだけどね。)

やらねばならぬことが多いので、一気には出来ませんが、でもなるべく早く片付けていこうと思います。

では今日はこの辺で。

皆さんの健康が守られますように!

農作物の壊滅的な損失…そして始まる、水の奪い合い…」への1件のフィードバック

  1. ぱたぽん

    きゃ〜と言いながら(ま、そうやろな〜)
    え〜?と言いながら(うん、知ってる〜)
    お芝居の稽古みたいな毎日。

    2年以上、準備の期間を与えてもらったのです。
    2年かけて無駄を削ぎ落としてきました。
    薬、食品添加物、外食、洗剤、など。
    スーパーに行く時、もはや買い物メモはいらないのです。
    だって、ほとんど買えない物で、いつも同じものしか手に取らないから。

    5人家族の我が家で、管理保管できる食糧は
    半年分だと分かりました。

    コロナのおかげで、どんなに遠くの国の出来事も、
    全て自分に関係あるのだと知りました。

    この嘘と毒にまみれた世界を、これからどう子供たちに説明するのか、
    餓えから守るのと同じくらい難しい課題です。

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