【参考記事】
【目次】
- すでに始まっているアメリカでの水不足。
- サバイバル3の法則によれば、水は、生命を維持するために必要なもの第3位。
- 【まとめ】飲み水を確保する手段をいくつも準備しておく。最終手段は海水を水にする方法を知っておくこと。
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1,すでに始まっているアメリカでの水不足。
アメリカ南西部の水位の低下は、危機的状況となっています。 このままでは、アメリカ史上最悪の水危機に直面する可能性があるのです。 残念ながら、これまでに発生した「大干ばつ」などは氷山の一角に過ぎず、この危機はまだごく初期の段階に過ぎません。
カリフォルニアのサンフォーキンバレーでは、水不足が深刻化しており、月を追うごとに悪化しているようです。
現在、この地域の何千もの家庭の井戸が完全に枯れてしまったようです。
もちろん、井戸水が出なくなった家庭は、別の井戸を掘ることもできますが、それには莫大な費用がかかります。例え、お金を払えたとしても、長い順番待ちになってしまうこともあります。
現在、カリフォルニア州全体で水の供給が非常に厳しくなっており、南カリフォルニアにも「供給警告」が発令されていることがわかりました。
南カリフォルニアの強力な水道局は、供給警告を発令し、重要な資源を節約し、継続的な干ばつに備えるよう呼びかけています。
他の地域では、危機はさらに深刻化しています。
かつて強大だったコロラド川の水位が下がり続けており、南西部の多くの大都市がこの川に深く依存しているため、これは非常に大きな問題です…。
現在、コロラド川は西部の7つの州とメキシコで4,000万人に水を供給し、メキシコとカリフォルニア湾に向かう途中で500万エーカー以上の農地を灌漑しています。
ラスベガスは水の90%、ツーソンは82%、サンディエゴは約66%をこの川に依存しています。ロサンゼルス、フェニックス、デンバーで使用される水の大部分もコロラド川からのもので、専門家によれば、これらの大都市の繁栄はコロラド川の供給なしにはあり得なかったと言います。
更に、コロラド川を水源とするアメリカ最大の人工貯水池であるミード湖(注釈:ダムです。)は、1930年代に湖が埋め立てられて以来、現在の水位は最も低い状態で、現在の湖の貯水率は35%。パウエル湖は、川の中で2番目に大きな貯水池で、現在は32%の容量しかありません。
この貯水池では、水力発電も行われているため、送電先であるネブラスカ州からアリゾナ州までの家庭に電力を供給している数十億キロワット/時の電力も危険にさらされる、ということになりそうです。
先週、連邦政府はコロラド川沿いで史上初となる「Tier I shortage emergency」を正式に宣言し、これにより自動水量制限が間もなく開始されることになりました。
すでに米国の西3分の1の地域では、農家が非常に厳しい給水制限に対応しており、農業生産にも影響が出ています。
カリフォルニア州だけでも、野菜の約3分の1、果物やナッツ類の約3分の2を生産しています。 カリフォルニア州の多くの農家は、水不足のために今年は「ほぼ何も栽培していません」し、来年の見通しも明るいものではありません。
1930年代の大干ばつの時でさえ、このような大きな水危機に対処する必要はありませんでした。
現在の大干ばつが長引けば、米南西部の地域社会は悲惨な選択を迫られることになるでしょう。
2, 水は、生命を維持するために必要な「優先順位、第3位」です。
これは「サバイバル3の法則」というもので、人間が生命を維持する為に最低限必要なものを優先順位の高いものから集めたものです。
生命の維持に必要な最低限のモノ
1位・・・酸素(3分で死亡)
2位・・・体温(適温を維持出来なければ約3時間で死亡)
3位・・・水(3日間飲めなければ死亡)
4位・・・食糧(3週間~30日食べられなければ死亡)
という具合なのですが、水は生命維持に最低限必要なモノ「第3位」なのです。(2位が体温維持というのは意外と知られていませんね。)
その「第3位」である水が、ここアメリカで急速に不足し始めているということです。
3,【まとめ】 飲み水を確保する手段をいくつも準備しておく。
食糧の備蓄は不要という方でも「水」が飲めなければ3日で死んでしまうということを知っておいて下さい。
常々「水、水、水!」と申し上げているのはこれが理由です。
いざ断水となってしまった時「飲むことの出来る綺麗な水」を手に入れることは、実に難しいです。
我が家は、ペットボトルの水を現状2~3週間分(大人2人、子供1人=合計3人×3リットル/日×2~3週間分)+生活用水として、給水タンクに15ガロン+子供用プールに少々用意してあります。
(お風呂にお湯が溜められないのが残念…アメリカスタイルなのでどうもやりにくい…日本のお風呂が恋しいです…)
ということで、大抵はペットボトルでの備蓄になると思います。
自宅に何リットル備蓄出来ますか?スペースの問題もあるでしょうし、消費期限、コストの問題も出てきます。
そして、何といっても水は「重い」のです。災害が発生し、どこかへ水を持って避難する必要があったとしても、人力で持ち運べるのはせいぜい一人2~4リットル。他にも持参する荷物がありますから、一時避難の際に持ち出せる水の量は、やはり1人2リットルぐらいになってしまうと思います。
ではリヤカーの様なもので運びますか? きれいな水をリヤカーで運んでいたら、あっという間に盗られてしまいそうな気がするのは私だけでしょうかね…
あなたが何らかの理由で被災してしまった時、ご自宅と備蓄が無事である保証はどこにもありません。先日の熱海のように、土石流で着の身着のままで外に放り出されてしまうこともある訳です。(ハザードマップも改訂されて危険区域が増えますからね。)
その場合、何としても体温を維持し、3日以内に水を確保する必要があるのです。
私の考える「水の確保」は、基本的に自力で何とかするという方法です。誰かに助けてもらえる(公助)ことを最初からあてにしていると、それが無かった場合に困りますから。
なので基本的に公助は無いものと仮定して(あればラッキーぐらいに考えて)おきます。
【水の確保】
①ペットボトルの水を備蓄(期限が切れても捨てないこと。生活用水等に回せます。)
②携帯用浄水器を確保。
自宅近くの水源を2~3つ確認しておきます。川や池です。これは携帯用浄水器を使う為です。飲料水にする場合念のため携帯浄水器でろ過した後で、煮沸消毒した方が良いでしょう。
川や池の周り、あるいは川の上流に「化学工場」や「ゴルフ場」など怪しい建物が無いか確認が必要です。(汚染物質が混入している恐れがあります。)
③雨水タンクを設置したり、それが難しい場合は子供用プールを置いておくだけでも良いでしょう。私は両方やる予定です。(夏場は子供用プールにボウフラが繁殖しないように気を付けて下さい。)
④お風呂の残り湯は、入れ替える直前まで捨てないこと+変な入浴剤を入れないこと。飲めなくなるので。
⑤携帯浄水器も無いという状態でも、火が起こせれば何とかなります。これは最終手段ですが知っておくと便利です。ヤカンに海水・汚れた水を入れ、沸騰させます。すると注ぎ口から湯気が出ます。この湯気を集める訳ですが、注ぎ口に耐熱ガラスのコップなどとかぶせ、湯気を集めます。しばらくするとかぶせたコップの内側に溜まった湯気が、水滴になって落ちてきますので、それを別のコップで受け止めるという形になります。
この方法は、
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こちらに掲載されていました。この本、購入して読みましたが、とても良かったです。(データで購入しましたが紙で買い直そうと思っています。)
非常時に必要なものリストが掲載されており、オールカラーで見やすかったです。
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この本は、情報量が半端ないです!オールカラーではありませんが、挿絵や図が多く理解しやすかったです。
実はこのひとつ前の「冒険手帳」は持っているのですが(そちらも大好きな本です)それは何十年も前の本なのです。それがこの度、刷新され「決定版」として新たに発売されたと知り、即購入。
これ、私はUnlimitedだったので買ったのですが、これもすごく良かったので、こちらも紙で購入し直す予定です。
ということで、少し長くなりましたが「水」の確保が出来なければ3日で命が危ないのだという事を、是非心にとめておいて下さい。
そして、その大事な水を、どうか汚さないように。
水が汚れてしまっては、そんな生物も生き残れないのですから…
どうか水を、地球を大切にして下さい。
では今日はこの辺で。
皆さんの健康が守られますように!
名前が載ってしまいました、もし消せる様ならお願いします。無理なら大丈夫です。
後、適正身長、体重にする事も大事かと思います。
最初に頂いたコメントは削除致しました。ブログのコメントは承認制になっていますので、ご安心くださいね!