水が手に入らない状況で何とか生き延び、脱水症状を防ぐ7つの方法。

投稿者: | 2021-09-05
デザート, 砂, 砂丘, トラベル, 屋外

【参考記事】

https://www.heart.org/en/healthy-living/fitness/fitness-basics/staying-hydrated-staying-healthy

https://www.propersurvival.com/blog/how-to-survive-dehydration

【目次】

  1. 水がどれだけ重要なのか?水が手に入らない場合、人間はどれぐらいでダウンしてしまうのか?
  2. 注意すべき脱水症状。
  3. 水がなくなった時の対処法。脱水症状を起こさないための方法7つ。
  4. 【まとめ】自業自得の世界に生きる人間。巻き添えを受けている動植物、昆虫に申し訳ないと思う日々。
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※SHTHとは、Shit Hits The Fan の頭文字を取った略称で、「状況が悪くなった時」とか「悪い状況へ向かっている時」というような意味があります。

1, 水の重要性。手に入らない場合、人間はどれぐらいでダウンしてしまうのか?


水は、あなたが生き延びるために非常に重要です。
十分な水を飲むことで、体の水分を保ち、心臓から筋肉への血液の送り出しがスムーズになります。つまり、水分補給をすることで、全身の筋肉が効率よく働くようになるのです。

脱水状態になると、心臓は血液を送り出すために、より強く働かなければなりません。水分が不足すると、足のむくみや頭痛などの副作用が現れたり、熱中症のような命に関わる病気になったりすることもあります。

水分を十分に摂らないと、体は機能を停止し始めます。細胞が収縮し始め、臓器が機能しなくなっていきます。

腎臓が正常に機能するためには水が必要です。脱水症状による腎不全は、脳からの信号で排尿量が減少することから始まります。そうすると、腎臓の働きが悪くなっていきます。

腎臓が十分に働いてくれなければ、体は血液中の老廃物を排除することができません。
(注釈:血液中の老廃物…と言えば、最近はスパイクたんぱく質という厄介な物質がありますね。)


一般的には、水がなくても少なくとも3日間は体の機能が衰えないと言われています。しかしこれには個人差があります。

・年齢
・活動レベル
・環境要因(暑い地域に住んでいるなど。)
・栄養と食事
・健康状態

これらが影響を与えますので「3日」というのはあくまでも目安です。


ちなみに、標高の高い場所では、空気が乾燥し、水分量が少ないため、呼吸が荒くなり、脱水症状になるリスクが高くなります。また、体調が悪いと脱水症状の進行が早くなります。そこに嘔吐、下痢、高熱などの症状が出てしまっている場合、脱水症状のリスクが高まります。

2,注意すべき脱水症状

水が飲めない場合、以下の脱水症状に注意してください。症状を前もって知っておくことで、重症化を防ぎます。

【軽度から中程度の脱水症状】

便秘
尿量の減少
めまい
口の乾燥
皮膚の乾燥
疲労感
頭痛
喉の渇きの増加
涙の量が減る
頭がぼーっとする


【重度の脱水症状】
尿の色が濃くなる
過度の喉の渇き
汗の量が少ない
血圧の低下
呼吸が速い
心拍数の上昇
目が落ちくぼむ


重度の脱水症状は、医療上の緊急事態です。このような兆候や症状が見られた場合は、直ちに医師の助けを求めてください。医師の助けが得られない場合は、きれいな飲み水のある場所を探してください。

【緊急医療を受けるべき脱水症状】

子どもや高齢者は、軽い脱水症状であっても、すぐに医療を受ける必要があります。また、年齢を問わず、以下のような症状が見られる場合は、直ちに医療を受ける必要があります。

血便が出た
下痢が3日以上続いている
意識障害
水分を与えても飲むことができない
重度の下痢


サバイバルの環境下で、軽度から中度の脱水症状が出た場合は、できるだけ早く水を飲み、症状が治まるかどうかを確認してください。屋外にいる場合は、日陰を見つけて座って休み、ゆっくりと水を飲むようにしましょう。

脱水症状で水分を摂るのに苦労していると思われる場合は、少しずつ口に含み、徐々に量を増やしていきましょう。飲み込むのが苦手な方は、スプーンなどを使い、ごく少量ずつ飲ませるようにすると良いでしょう。

なお、1日の必要水分量は以下の計算式で算出できます。

【計算式】

体重(kg)×年齢別必要量(ml)=必要水分量

【年齢別必要量】

  • 30歳未満・・・40ml
  • 30~55歳・・・35ml
  • 56歳以上・・・30ml

https://www.shinkansai.co.jp/news/1142 (←こちらのサイトで確認が出来ます)

これは、食事や飲料を含めた全体の水分摂取量をすでに考慮しています。その日の活動に応じて、量は増減します。

3, 水がなくなった時の対処法。脱水症状を少しでも防ぐ7つの方法

万が一、水がなくなっても、どうか落ち着いてください。パニックになると、エネルギーと時間の消費が大きくなり、体内の水分も無駄に使ってしまいます。

まず、自分の状況を確認します。動いたり探したりするエネルギーがあれば、一番近い、きれいな水源を探します。

(注釈:この時、絶対必要になってくるのが「地図」です。インターネットが使えないことも考慮し、地図は「紙」で持っておくことが基本です。)

【脱水症状を少しでも防ぐために以下の7つの方法を試してみてください。】

①残りの水の量を確認する

緊急時に自宅を出て避難する必要がある場合、十分な量の水を持参し、水がなくなった場合には水を確保できるように、携帯用浄水器と、それを使うための水源を確認しておく必要があります。


②携帯食の見直し

災害時に備えて、外出時は「携帯食」を持参する人が増えてきましたが、可能であれば果物などの水分を多く含むものや、ヴィダーインゼリーの様なゼリー飲料も持参するようにしましょう。ベリー類、リンゴ、スイカなどは水分補給に役立ちます。

(注釈:ちなみに我が家は、車に500mlのペットボトルの水を、常時7本+1ガロンの大きいボトルを1本積んでいます。外出の度にそれを飲むという事では無くて、基本は水筒に常温~暖かいお茶を持参します。)

③日焼けを避ける

体温が上昇すると、体は汗を出して体を冷やそうとします。汗をかいて脱水症状になるのを防ぐために、日陰にいるようにしましょう。

④体を覆う

日陰が少ない場所にいる場合は、軽くて涼しい上着等で体を覆いましょう。体内の水分を無駄に失わない為にも、体温調節は非常に重要です。

⑤植物を水源にする

植物が生きていくためには、水が必要です。つまり、植物が多ければ多いほど、近くに水源がある可能性が高くなります。また、植物の根元を掘って水を探すこともできます。水を使うときは、ろ過したり、煮沸したりしてください。サボテンのように水分を多く含む植物を探してみましょう。

⑥水のサインを探す

次のような水のサインを探してみましょう。

・植物が多

い場所を探す

・色の濃い植物は、より多くの水を含んでいます。
・動物の足跡は、水に向かって集まる可能性が高い。

(動物を追いかけて水を見つけた場合、動物から2、3メートル以上離れたところで水を集める。)

・昆虫や鳥を追って水を探すこともできます。真っ直ぐ低空を飛ぶ鳥は、湖や川に向かっている可能性があるそうです。

⑦水を浄化する方法を知っておく。

一番のお勧めは「携帯用浄水器」を1人1本は保有しておく事ですが、それが無くなってしまった場合にもきちんと備えて、アウトドア本やサバイバル本などで、水をろ過する方法を、前もって知っておく必要があります。

海水のように飲めない水があっても、タオルなど浸して、首などに巻いておくだけでも涼しくなります。体内の水分を無駄に消費しないための、多少の時間稼ぎにもなります。

小川や川があれば、水に浸かって涼をとる。頭からも水をかけましょう。(適切な体温を保持出来ない場合は、それはそれで命を危険にさらしますので、注意してください。)

4,【まとめ】とはいえ、こんな世界にしてしまったのは人間。自業自得。

水, 干ばつ, 灌漑, 脱水, デザート, ガーデニング, キー

サバイバルに目覚め、色んな「備え」を始めるにつれ、いつも「ある事」を思うようになりました。

水道の蛇口を捻って、水が出ないのであれば「近くの川に飲みに行けばいいや」という事が出来なくなってしまったのは、明らかに「人間」のせいだ、ということです。

すでに、環境を破壊し過ぎて、多くの動物や植物を「絶滅」に追いやってきています。

人類全体が反省し、もういい加減、方向を転換すべき時なのでしょう。

ここまで環境が破壊されてしまったのも、個々の日々の暮らしの積み重ねがもたらした結果であるならば、この状況を止めるのも、個々の日々の暮らしを見直すところからきっと始まるのだと思います。

自分一人が頑張っても大した影響を持たない…と思うかも知れませんが、決してそんなことは無いと私は思います。

では、今日はこの辺りで。

皆さんの健康が守られますように!

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