メキシコ北部で水不足、ビール生産に影響か。

投稿者: | 2022-08-16

【参考記事】
https://www.zerohedge.com/markets/northern-mexico-runs-out-water-may-impact-beer-production
https://twitter.com/Daniel_Spenrath/status/1540167363378745349?s=20&t=QExOUQHoiLhjyxnnQXRAHA



 メキシコ北部の極端な干ばつが、水不足に火をつけた。アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領は、同地域のビール業界に対し、持続可能性を理由に生産を別の場所に移すよう対処したとBloombergは報じている。

水不足は、メキシコの最も重要な経済拠点の一つで、Heineken NVなど世界最大のビールメーカーの本拠地であるモンテレイで特に深刻だ。

モンテレイのいくつかの地区では3カ月近くも水がなく、水路の干上がりによってハイネケンの施設も被害を受けている。住民たちは、(ビール会社の)水に対する過剰な需要に対し、商業地区に向けて抗議している。

ロペス・オブラドール大統領は、ビール産業を北部から、水の供給が豊富な南部や南東部へ移行するよう、政府が支援すると述べた。

「もうビールを造らないということではなく、北部でビールを造らないということだ。”彼らがビールを生産し続けたい、生産を増やしたいのであれば、南や南東への支援はすべて行う”。」と。

ロペス・オブラドール大統領は、コンステレーション・ブランズ社が、水不足を理由に国境の町メヒカリでのビール工場建設を中止するよう指示したのは、その好例だと述べた。

同社は南東部のベラクルス州に新しいビール工場を計画していたというが、地元ニュースのEl Financieroによると、建設許可はまだ保留中とのことだ。

 コンステレーション社はメキシコのトップビールメーカーで、コロナ・エキストラ、コロナ・ライト、モデロ・エスペシアル、モデロ・ネグラ、パシフィコなどのポートフォリオを生産している。

モンテレイの水危機は深刻で、ハイネケンは自社の水利権の20%を干ばつに苦しむ町に提供し、自治体を支援するために井戸を寄贈することまで申し出ている。

ロペス・オブラドール大統領は、ビール製造会社に水不足の都市を支援するよう呼びかけた。

今のところ、ビールの生産に支障が出たという大きな報告はない。

しかし、ビール協会が引用した商務省の数字によると、昨年米国が輸入したビールの76%はメキシコで生産されたことに注目する必要がある。もし生産に支障が出れば、アメリカのビール愛飲家は価格高騰、供給不足、そしてさらに最悪のシナリオという驚きの事態に陥るかもしれない。ビール不足だ。

ロペス・オブラドール大統領は、ビールメーカーに生産拠点の南部へのシフトを促しただけだが、おそらく、この後に起きるのは、水の使用に対する制限で生産量が制限されることだろう。米国でビール不足が生じる可能性がある、ということだ…。

(ーーここまでが記事の内容です。ーー)

では今日はこの辺で。

皆さんの健康が守られますように!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です