【参考記事】
（ーーここから記事の内容になります。文章を分かりやすくするため、一部割愛、要約、追記する場合があります。（注釈：）部分は私個人の意見です。ーー）
中国でのCovidゼロ規制の緩和は、感染症が急増すると思われるため、（ゼロ政策の）再開時は苦労が予想されますが、今週初め、中国のトップ医療顧問の1人が「ウイルスのオミクロンの変種はインフルエンザほど悪くない。」と発言しました。
現在、中国のいくつかの都市では、Covid（の危険度）をさらに格下げしており「季節性の風邪と同じであり、パニックになる必要はない」と言っています。
今週初め、中国の有名な呼吸器疾患専門家であるZhong Nanshan氏が、Covid-19のオミクロン亜型のリスクは、それほど重大なものではないと指摘しました。
彼によれば「オミクロンによる死亡率は0.1％で、一般的なインフルエンザと同等であり、感染は肺には達しない、健康な人の多くは10日以内に回復する。」ということのようです。
Zhong氏のコメントは、北京がゼロ・コビッドから経済を再開させ、さらなる経済減速を防ぐために軸足を置いたものでしょう。当局は現在、国民にCovidと共に生きることを学ばなければならないと伝えています。（これは西側諸国で成功したものと同様の動きです。）
上海モーニングポストによると、広州の保健当局は、Covidはインフルエンザより軽く、季節性風邪より深刻ではないと国民に保証している。
「新型コロナウイルス（オミクロン）の毒性は、今や季節性インフルエンザのレベルまで変異しており、一部はインフルエンザよりさらに毒性が弱いので、本当に慌てる必要はありません。」と、広州市第八人民病院の院長で国家重点感染症臨床部門の責任者のTang Xiaoping氏は述べている。
中国がインフルエンザから風邪への感染症の深刻さを軽くし始めているのは、北京が恐怖を鎮め、迅速に経済を再開させようとしている最新の兆候でしょう。
なぜそんなことをするのでしょう？
夜間の経済データをチェックしてみましょう。
一晩中、多くの経済データが11月の企業活動の減少につながりました。小売売上高は前年同月比5.9％減で、個人消費の落ち込みは5月以来最大で、その主な原因はロックダウンによるものです。
失業率も5.7%に悪化し、この6ヵ月で最も高い水準となりました。また、鉱工業生産は2.2%にとどまり、10月の数値の約半分となっています。
中国経済の減速、そして下降への加速は、悲惨なゼロCovid政策の直接的な結果であり、それゆえに北京は経済再開に懸命に軸足を置いているのです。
一方、中国疾病予防管理センターの元副主任、馮志謙氏は最近、来たるべきCovidの波は中国の人口の80～90％に感染する可能性があると述べています。
中国は、感染者が急増する中、最大のアウトブレイクと闘っているのです。
北京の考え方は明白です。
経済を再開させ、ウイルスを蔓延させること（←皮肉です）です。
北京がCovidを季節性の風邪ほど深刻なものではないと軽視するのは、崩壊しつつある経済を救い、国民の恐怖を鎮めるための行動となるでしょう。
（ーーここまでが記事の内容ですーー）
では今日はこの辺で。
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