インフレどころではない。このままではスタグフレーションに突入する。

投稿者: | 2021-06-05

【目次】

  1. スタグフレーションとは何か?
  2. スタグフレーションを警告するのは、著名エコノミストのデービッド・ローゼンバーグ氏
  3. 【まとめ】物価は上昇し、経済は再開しないため不景気が続く…この最悪の状況を乗り切ることが出来るか否かは、この夏が終わるまでに準備が出来た者だけ。

1,スタグフレーションとは?

以下、日経ビジネスのニュース↓より。

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00081/020300143/

スタグフレーションとは、景気の停滞と物価の上昇が同時に発生する現象のことで、日本は1970年代にスタグフレーションを経験していますが、コロナ禍の現在も、スタグフレーションに陥りかねない状況だといわれています。

景気停滞+物価上昇=「スタグフレーション」

通常、景気が停滞すると需要も落ち込み、物価は下降します(=デフレ)。

逆に景気が上向くと人々の購買意欲が刺激され、需要が拡大し物価も上昇します(=インフレ)。

しかし人件費や原材料費などが何らかの理由で高騰すると、景気が停滞した状態でも物価が上昇し、スタグフレーションが発生するという仕組みです。

 世界の国々はこれまで幾度となくスタグフレーションを経験してきた。特に1970年代後半の第2次オイルショックでは、米国や日本を含む先進国の多くがスタグフレーションに陥ったとされる。そして現在では、新型コロナウイルスの影響によるスタグフレーションの発生が危惧される状況です。

2,米国経済が今後スタグフレーションに陥ると予想するのは、著名エコノミストのデービッド・ローゼンバーグ氏。 

 米国では新型コロナの影響により、2020年5月中旬までの8週間で3650万人が失業保険を申請しています。

(注釈:ちなみに、求人はものすごく沢山出ています。我が家の近所も販売業を中心に「求人!」のフラグを多数目にします。しかし、働くよりも失業保険で貰えるお金の方が、金額が高いため、働こうとしない人が多い…という状況です。)

このまま失業率が高まれば消費の落ち込みによってデフレが発生するが、1~3年後には景気が下がったまま物価が上昇し、スタグフレーションになるという。

 コロナ禍で「従業員の体調管理にこれまで以上の配慮とコスト」をかけざるを得なくなった企業は、コロナの治療法やワクチンが見つかった後も生産効率が低下し続ける。結果としてモノの供給が滞り、回復した需要に対応しきれず物価が上昇する。一方で生産効率の戻らない企業は業績が悪化し、失業者が増える………という悪循環を繰り返すというのが彼のシナリオです。

ちなみに、2020年5月15日、ウォーレン・バフェット氏が率いる米バークシャー・ハザウェイが、米ゴールドマン・サックスの保有株の8割を売却していたことが分かり、話題になっています。

このことからも、富裕層が、株から手を引き始めていることがよく分かります。

新たな「大恐慌」招く10のリスク

 米ニューヨーク大学スターンビジネススクール教授のノリエリ・ルービニ氏は、スタグフレーションを含む「10のリスク」が新たな大恐慌を招くと指摘しています。

 ルービニ氏による10のリスクとは以下の通りです。

  1. 各国の赤字と、そこから派生する債務とデフォルト
  2. 先進国における医療や社会保障制度の資金不足
  3. デフレリスクの増大
  4. 貨幣価値の下落が招くスタグフレーション
  5. 所得格差と富の格差の拡大
  6. 各国の保護主義的政策による脱グローバル化
  7. 危機の責任を外国人に負わせようとするポピュリズムの動き
  8. 貿易・技術・投資・データ・通貨協定の分野における米中の対立
  9. 米国と、それに対抗するロシア、イラン、北朝鮮との間の冷戦
  10. 環境破壊

大企業の株を買う時代は、そろそろ終わりでしょうね。

3,【まとめ】物価は上昇し、経済は再開しないため不景気が続く…この最悪の状況を乗り切ることが出来るか否かは、この夏が終わるまでに準備が出来た者だけかもしれない。

世界の状況を見ると「ワクチン接種がある程度済んだ国から、経済を再開させても良い。」というような風潮があります。

ということは、日本の経済再開は、相当×相当×相っっっっっ当遅れることが、既に分かっています。

私の住んでいるアメリカでは、すでに国民の半数が1回以上のワクチン接種を済ませており、「ワクチン打った人に限り(←なんとも不愉快。イライラ…)」マスク解除になっており、

私自身「コロナからの脱却」を実感する日々です。あのCNNでさえ、2月頃から、テレビ画面上でコロナの感染者や死亡者をカウントを止めました。

(今は、ファウチ叩きと、デビルゲーツ叩きに加え、「ウィルスはやっぱり中国が作ってばら撒いたんだろう!」という報道が続いています。いや、ばら撒いたの、アメリカだろがっ!

とはいえ、現状、ワクチン接種の確認もされないため、打っていようがいまいが、マスクしたい人は着用し、マスクしたくない人は着用せず、という、野放し状態です。

実際は、ワクチン打った人は、より強毒な変異種及び、ワクチンのmRNAなどを、ばら撒いていらっしゃる可能性が高いため、マスクして頂きたいのですが…)

話が逸れましたが、

つまり、日本もインフレ+不景気のダブルパンチ「スタグフレーション」に突入する可能性があるということです。最悪ですね。どうしましょうね。

動画でも何度か申し上げておりますが、資産がある程度ある場合は、とにかく「資産分散」「リスク分散」をしておいてください。

一番危ないのは「全て、日本円で預貯金!」の一本勝負してる方です。それだけは本当に危ない。それだけは言い切れますので、とにかく分散してください。

そして分散するほど資産が無い場合や、何したらいいか本当に分からない場合は「健康に全力投資」次に英語・PC技術のアップなどの自己投資。

自己投資で得た物は、非課税なうえに、利回りも最高です。

ということで、皆さん、本当に、いよいよ…始まってしまいそうですね。

多かれ少なかれ、個々によって差はあれど、間違いなく「波乱」が来ます。個人レベルの「グレートリセット」とでも言いましょうか。

これは大企業にお勤めだろうが、公務員だろうが、関係なく必ず各自に訪れるでしょうね。

この夏、皆さんどんな予定を立てていらっしゃいますか?コロナ禍で海外旅行はおろか、県外への外出もはばかれるため、近場のキャンプ場でゆっくりアウトドアを楽しむ、と言う方もいらっしゃるかと思います。

しかし、今年はすこし趣向を変えて、資産分散に注力してみてはいかがでしょうか?

来年以降の夏休みを幸せに過ごす為に。

では今日はこの辺で。

皆さんの健康が守られますように!

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