クラフトハインツとコナグラ、高騰する食品コストを消費者に転嫁開始。
ーロイター通信よりー
昨年末、SocGen(ソシエテジェネラルとは、フランスで最も古くに創設された銀行の1つ)の、アルバート・エドワーズ氏が、食糧価格の高騰について「パニック」を起こす時期に来ていると警告しています。
エドワーズ氏の調査によると、「2010~2011年に起きたような食糧価格の高騰が、再び繰り返されるかどうか、非常に注視する必要がある」としています。
これは「食糧危機が、2021年の春に起きる」と決まった訳ではありません。しかし、高騰する食品のコストが、消費者に転嫁されようとしています。(これはすでにアメリカにおいて住宅や食糧不安に苦しんでいるワーキングプアの人々のための恐ろしいニュースなであることは間違いないでしょう。)
クラフトハインツ社とコナグラ・ブランズ社は火曜日(2021/2/17現在)小麦、砂糖、その他の商品の価格上昇が需要の増加のためにより高価になっていると警告しました。
(コナグラ社はコナグラは、食用油、冷凍ディナー、ホットココア、ホットドッグ、ピーナッツバターなど、さまざまな食品を製造している、超大手企業です。ウィキ参照。)
コナグラの幹部はロイターの取材に対し、食用油、豚肉、卵、包装(原料が石油であるプラスチック)などの価格上昇により、価格上昇という形で消費者に転嫁せざるを得なくなる可能性があると語りました。
クラフトハインツCEOのミゲル・パトリシオ氏は「インフレが農業複合施設の至る所で起きている」と語りました。
彼は「穀物に関連するすべてのもの」のインフレが観測されている」と述べ「今年後半には、マカロニやチーズ、マヨネーズを含むいくつかのカテゴリーの値上げにつながる可能性がある。」と述べています。
「食品のインフレを心配する時期なのでしょうか?」
エドワーズ氏によると、答えは “イエス “です。
ー以上、ロイター通信よりー
2020パンデミックのように、何事も、始まりは、とても静かなもの。
12月のCPIプリントでは、1月13日に食品インフレが非常に目立ちました。
報告書によると家庭での食品指数は過去12ヶ月間で3.9%上昇しました。
6つの主要な食料品店の食品グループ指数は、この期間に全て上昇した。最大の増加は、4.6%上昇した肉(牛肉においては5.3%も上昇)、鶏肉、魚、卵のインデックスでした。
最も上昇幅が小さかったのは、穀物(シリアルなど)・ベーカリー製品と果物・野菜の指数で、いずれも過去12ヶ月間で3.2%の上昇となりました。
また、食糧農業機関(Food and Agriculture Organization=FAOのこと。)の食品価格指数は、乳製品や植物油が牽引して昨年12月に、7ヶ月連続の上昇を示しています。
今、日本のスーパーで買い物をしていても、食品の値段が5円、10円上がったぐらいでは、特段何も感じないでしょう。
2020パンデミックがそうだったように、何事も、始まりは、とても静かなものなのです。
改めて、備蓄と、家庭菜園の準備をしてください。
もしあなたが、この記事を読んで、危機感を抱いたのであれば、すぐに備蓄を開始することをお勧めします。もし、庭があるのであれば、土壌改良の本を購入したり、Youtubeを参考に「家庭菜園」を始めることもお勧めします。
備蓄において、今から購入すべきものは、種類を厳選し、保存が長く利くものに限ってください。(砂糖や小麦、白米は依存性が高く、体に悪いです。)
種類を絞って、少しでも多く買うことが重要です。究極は「玄米、塩、水」以上です。
玄米には、ある程度のビタミン・ミネラルが含まれます。
人間は砂糖は食べなくても大丈夫ですが、塩は接種しないと死んでしまします。
また、食品は(体格年齢により個人差はありますが)約1カ月程度なら食べなくても、何とか生きられるようですが、水に関しては3日飲めなければ、やはり死んでしまいます。(ちなみに、体温は3時間維持できないと死に至ります。この辺りはサバイバルの知識として別記事にしたいと思います。)
ですので、究極は「玄米・塩・水」となります。
水ですが、いつでも水道の水が飲めると思わない方が良いでしょう。テロなどで、水道水に有害物質が混入される恐れもありますし(先日カリフォルニアでそういった事件がありました。)災害などで、断水する可能性も十分あります。
そういった場合に備えて、雨水タンクを設置しておくことや、携帯浄水器を所持しておくことをお勧めします。(ソーヤー(sawyer)がお勧め。)
(こちらAmazon→ SAWYER ソーヤー ミニ SP128 [並行輸入品] )
※私が持っているのと同じものです。
砂糖や酒類(日本酒、焼酎、ウィスキー、ウォッカなど)は、物々交換用に使えますので、安価なものを、物々交換用に準備しておいても良いでしょう。
余裕がある方は、味噌、醤油、海苔、ゴマがあると良いです。
お嫌いでなければ「納豆菌」と、乾物の「豆類」大豆でも、小豆でも、黒豆でもいいので、それらを準備し、納豆を手作りするのも良いかも知れません。(アメリカでは納豆が高級品なので、手作りする日本人が多いんですよ。作り方もネットに載ってます。我が家も作ってます。)納豆菌は、アマゾンで売ってますよ。
狙いを定めて、備蓄する。
私がアメリカで備蓄を始めたのは、2019年9月です。そのころ、私の住んでいる地区で、何故か停電が頻発していて「あ、これ、備えておかないとマズいな」と思ったからです。
偶然にも、そのころから「備蓄」を始めていたので、いざアメリカでのロックダウンが起きたときは、あまり慌てることはありませんでしたが、しばらくの間、食品がかなり品薄になったので、あれこれ買い回った記憶があります。
しかし、あれもこれも、買い回るのは疲れます。今思えば、とても非効率でした。買ってきたものの収納場所や、賞味期限の管理も、非常に大変ですし、何よりお金がかかります。
更に私は、昨年から日本でも備蓄を始めていました。これは、ある日突然「帰国命令」が出た場合に備えているからです。(日本のアマゾンで注文して、実家に届けるという作戦)
今回、このニュースをみて「いよいよ、本気の食糧危機がくるかな…」と思ったので、玄米、長期保存水、塩、醤油、豆類(乾物)、納豆菌、ごま、海苔に的を絞って買う予定です。(日本での備蓄用にね。)
その他には、自給自足を視野に入れて、家庭菜園用に在来固定種の種、最低限の農具、家庭菜園と土壌改良の本、釣り竿、自転車も買う予定です。
「家庭菜園」は、これからの時代、本当にお勧め、というか必須になると思います。ありがたいことに、季節は春。種まきシーズンですので、是非、家庭菜園始めてみることをお勧めします。種は「在来固定種」のものにしてください。在来固定種はアマゾン・楽天、または「野口の種」で購入可能です。
野口の種さんのオンラインサイト→ https://noguchiseed.com/hanbai/ (郵便振り込み)
終わりに…
食糧危機なんて起きて欲しくありません。
しかし、パンデミックを背景に、あらゆるパターンの「食糧危機」が既に起きています。
ひとつは「食糧品の流通」が滞ってしまったことにより、スーパーに食品が並ばなくなってしまったパターン。もう一つは、失業により経済的に困窮したため「食糧品が買えなくなってしまう」というパターン。(これはアメリカでも大問題になっており、フードバンクには長蛇の列が出来ています。)
日本で起きていないだけなのです。世界では、とっくの昔から「食糧危機」が起きていて、常に「明日のご飯」の心配をしなくてはならない…そんな人たちが沢山いるのです。
今日、ご飯が食べられることに、感謝せずにはいられません。
そして今回、大手食品会社が、食糧の世界的な高騰を理由に食品価格の値上げを開始するのは、残念ながら間違いなさそうで、これが日本にどれぐらいの影響を及ぼすか…それは分かりません。
しかし、日本の食糧自給率の低さ、輸入率の高さから、どう考えても…厳しい…と思ってしまいます。
小難で済むことを切に願いつつ、困った時に助け合える人間関係をも、今のうちに構築しておく必要を感じる今日この頃です。
では、今日はこの辺りで終わりにしたいと思います。
皆さんの健康が守られますように!
鰹節(本枯節)と、削り機買いました。
昔の人の知恵は凄いな〜
おばあちゃん達はどうしてたっけな〜
そういう暮らしに戻るだけ。
ワクワク〜
ぱたぽんさん、
分かります!
私も亡き祖母が日々をどう暮らしていたか、
思い出すようにしています^^