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災害時帰宅用バッグは、基本的には緊急避難バッグと似ていますが、その目的は正反対です。緊急避難用バッグでは、災害時に居住地を離れて避難することを想定しています。逆に、帰宅用バッグは、危機的状況や災害時に安全に帰宅するために必要な物資を入れることが主な目的となります。
帰宅用バッグの必要性に関して、私たちの多くは、仕事などで家を離れて過ごすことが多く、災害がいつどこで起こるかを正確に予測することは出来ません。
東日本大震災発生時、関東地方では、後に「帰宅難民」とか「帰宅困難者」と呼ばれた人達が沢山いたことを覚えている方も多いと思います。つまり、帰宅用バッグの必要性は高いと言えます。
【目次】
- 「帰宅用バッグ」を、家族全員が持つべき理由。
- 「帰宅用バッグ」を作るときに考慮すべき点。
- 「帰宅用バッグ」に入れておくと良いもの27個。
- 【まとめ】
1,「帰宅用バッグ」を、家族全員が持つべき理由。
基本的に、専業主婦でない限り、朝起きてから、自宅にずっと留まっている人は少ないでしょう。主婦であっても、買い物などありますので、ずっと自宅に居るわけではありません。
会社に勤めていたり、幼稚園から大学まで、年齢に関係なく、殆どの人は日中自宅に居ないことが多いのです。その為、自宅に居て被災する可能性よりも、外出先で被災する可能性が極めて高いことになります。
つまり、帰宅用バッグを、それぞれが準備しておく必要があるということです。
2,「帰宅用バッグ」を作るときに考慮すべき点
災害時に帰宅しようとした場合、どのような脅威にさらされる可能性があるでしょうか?
会社から自宅まで、何キロあるか分かりますか?直線距離ではありません。徒歩で移動する場合の距離です。そして、その道のりを、歩いて帰宅できるだけの体力がありますか?
川が氾濫しているかもしれません。工場地帯が火災を起こしているかもしれません。高層ビルが倒壊しているかもしれません。
外出先(多くはお勤め先になると思いますが)から、自宅までの道のりに、危険になりそうな建物などを確認し、それを回避する道を見つけておくなど、対処方法を考えておく必要があります。
3,帰宅用バッグに入れておくべきもの
①そもそも、体力が大事。
いきなり番外編になりますが、体力が重要です。
「被災時」「必要なモノ」で検索しても「筋トレ」とか「体力」とか、書いてあるものは、殆どありません。災害時には、家から何キロも離れたところで立ち往生し、歩くしかないという状況になるため、体力が無事に帰宅できるかどうかの最も重要な要素の一つになります。そして、帰宅用バッグを担いで帰れるかどうか?!は、もっと重要なのです。
②ラジオ
帰宅困難者用バッグの中で見落とされがちなのが、災害時に非常に重要となる通信機器です。災害時には、通信機器が非常に重要になります。火災や土砂崩れなどが発生している地区など、危険な情報をリアルタイムに収集することは、安全に帰宅するために不可欠です。
情報収集のためにラジオは1つ持っておくと良いでしょう。出来れば手回しで充電が出来るタイプを!
NHKのラジオアプリは、携帯の充電さえあれば聞くことが出来るようなので、アプリを入れておくのも良いですね。無料ですし。
③携帯電話
大規模な災害時には、まず携帯電話が使えなくなる可能性がありますが、これは当然のことです。しかし、東日本大震災の時、通話は出来なくとも、ツイッターは動いていた、とか、スカイプなら会話が出来た、など「つながるアプリ」があるかも知れません。
(私は、スカイプを入れてあり、家族と連絡出来るようにしてあります。)
④大容量バッテリー
そして、大容量バッテリーを、常にフル充電の状態にして携帯しましょう。
ちなみに、私は「Anker」のバッテリーを使っています。私のは容量10000mAhで、ちょっと少ないな、と思っているので、20000mAhをお勧めします。
⑤軍手
⑥レインコート
⑦コンパクトなブルーシート(楽天などで、コンパクト ブルーシートで、検索すると色々見つかります。百均にもあるかも知れません。)
⑧ロープ
⑨ヘルメット
⑩防塵マスク(災害の後は、砂埃が酷くなりがちです。)
⑪防塵ゴーグル(災害の後は、砂埃が酷くなりがちです。)
⑫除菌ウェットティッシュ
⑬サニタイザー
⑭体拭き
⑮携帯トイレセット
⑯普通のティッシュ
⑰エマージェンシーシート(アルミのシート。百均でも買えるそうです。)
⑱水筒(私は、折りたたみが出来るシリコンの水筒を持っています。ただ、シリコン製はボトルが柔らかく飲みづらいため、普段使いはしていません。)
⑲食糧、スナック類(個人的には、プロテインバーと、ナッツ類、塩飴、ゼリー飲料がお勧め。)
プロテインバーは、栄養価が高いのですが、食べにくい場合があります。そんな時、ゼリー飲料が非常に飲みやすいですよ。
⑳飲料水(携帯用浄水器がお勧め)
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㉑ホッカイロ(季節に応じて)
㉒歩きやすい運動靴(必須です。瓦礫の上を歩くこともあるかと思いますので、踏み抜き防止シートを入れるか、最初から安全靴を購入するのも良いと思います。注意点は「普段から履きならしておくこと」です。いきなり履いて、靴擦れになったら、ホントにつらいです。)
㉓ヘッドランプ(両手が使えた方が絶対良いです。)
㉔ 常備薬(必要な方は1週間分ぐらいは持参しておきましょう。)
㉕ファーストエイドキット
私は自分で家族の体質に合わせて作りました。
市販のものでは、こちら結構優秀で、お手頃価格かな、と思いました。
㉖女性の場合は生理用品も。
生理用品は、いざという時、止血に応用出来ますので、是非2~3個持っておきましょう。
定番で販売されているのは、現在首都圏版だけのようで残念なのですが(私、愛知の人間なので…)、首都圏にお住まいの方は是非。避難所や道路単位で危険な場所を教えてくれる地図になっています。徒歩ルートの危険な場所も指摘されている地図になっています。
4,【まとめ】災害発生時に自宅に居る可能性は、各段に低い。
1日、24時間、寝ている時間以外、どこに居ますか?
ごく一般的なサラリーマン(と、私が勝手に想像する)は、朝6時に起床して、7時過ぎには自宅を出て仕事に向かう。途中、電車やバスにも乗ると思います。そして出勤して、8時間仕事して、定時に上がったとしても…帰宅途中に買い物して、帰宅は19~20時ぐらいでしょうか?
そこから入浴~就寝、としても1日12時間は外で過ごしていることになりますね。仕事中、外出中に被災する可能性は、十分あるという事です。
自宅で「いつでも災害来て大丈夫」な時に(って、それも変な状況ですけど…)被災するとは限りません。
帰宅用バッグが、どれだけ重要なものか、お分かり頂けると思います。
是非一度、ご自身で、あるいはご家族で、具体的な計画と準備をして見て下さい。
細かい画を立てる時間が無い場合「帰宅用バッグに入れておくべきもの」の中から、直ぐに準備出来そうなものからで構いませんので、いつもの通勤カバンや、お子さんのバッグに、何か一つ、追加してみましょう。
災害の多い時代に突入しています。
そのたった一つのアイテムが、あなたの命を救うアイテムになるかも知れません。
では、今日はこの辺で。
皆さんの健康が守られますように!